2021 10/21 ハムレットを読んでみる

シナリオワークショップやりました
読むたびに発見があるのが古典ですが今回も色々学ばせて頂きました。
 
・言葉が美しく綺麗
言葉は時代によって変化するものですが今の日常で使われてる言葉はどうでしょう?
そういえば学校を卒業すると日常の言葉を学ぶ環境はほぼ無いので自分の生活圏で使われてつ言葉がそのまま普段使いの言語になりますよね。
 
ハムレットのセリフには山があり、月があり、花が咲き。まさに縦横無尽の詩のような言葉の数々は初めは抵抗がありましたが慣れてくると心地よくなってくるのは不思議なものです。
ハムレット「この壮麗たる大地も荒涼たる岩山としか見えぬし、この素晴らしい天蓋、大空、見ろ、この頭上を覆う見事な槍弓、金色に輝く星を散りばめた大天井も、俺には濁った毒気の集まりとしか見えぬのだ。」小田島雄志訳
 
・長文
現代の言葉は短文でしかもとてもわかりやすい言葉で言ったり話したりすることが求められる風潮ですが、長文で詩のような、時には難しい言葉に触れない人類がどのようになっていくのか?
その問題提起をできるのが演劇の役目でもある。
 
・ストーリー
色んな捉え方が出来るのが素晴らしい作品の条件。
この作品は果たして喜劇なのか悲劇なのか。
主要な登場人物はすべて死んでしまうが、その状況だけ見てみると悲劇だが、欲や権威に振り回されてその滅亡を描いていると見れば喜劇としてみることも出来る。
端端に登場する道化が凄いスパイスを出している。
 
 

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